演劇会のあと

 


 ※注

会話メインでお送りしております。(それぞれ苗字一文字表記)

読みにくいことをご了承ください。

演劇会の後、舞台の廃棄材などで予定通りキャンプファイヤーをしている一同である。

時計はすでに夜の8時だが、一文字先生に許可をもらい特別に荒磯の校庭で火を囲むように集まり、祝杯をあげた。

学校での集まりのため、さすがにコーラでの乾杯だ。

全「「「「かんぱーいっっ」」」」

相「いやー、しっかしどうなることかと思ったけど、うまくいったよなぁ!監督っ」

桂「やだ、相浦ったら、監督だなんて。でもほんとっ、肩の荷が下りたわよ。あんたたち、ちっとも真面目に練習しないんだもの。ま、それにしちゃ上出来だったわよね。相浦の台本もなかなかだったわよ」

松「Right!そのとおりです。相浦脚本もナイスでしたし、桂木さんの監督ぶりも良かったです。何より配役がぴったりでしたよ。治王子に室田が王子の護衛隊長なんてピッタリです!僕が魔女ってのは意外でしたが」

室「うむ、松原もよく似合っていた」

桂「そーね、特に最後なんて室田君と松原君が趣味のガーデニングを通じて仲良くなるのなんて、ちょっとじじむさいけどぴったりの展開よね」

室「う、うむ」

松「あれ、どうしました室田、なんだか顔が赤いですよ?」

室「い、いや、演技でもそうなれて・・嬉しいなとモゴモゴ・・」

(((・・・)))

修「ちっ、じゃーなんで俺がカラスなんだよ」

龍「ぴったりだべ?お前以上にカラス役が合うやつなんていねぇべや、なぁちゃむ?」

治「ああ、そうだな」

修「おまぇら、そりゃねぇだろ〜!俺だってどうせやるなら主人公やりたいっつーの」

時「ちっちっちっ、それは無理だな。俺がいる限り、主役はこの超絶美少年の時任様に相場が決まってるだろっ」(背景にバラ)

久「はいはいはい〜毎度のこったぁね」(パチパチパチ)

藤「何言ってるんですかっ、タイトル忘れたんですかっ!?この劇の主役は”雪の女王”であるこの僕ですよっ!」

時「はぁ?何言ってんだお前!最後にやられた悪役のくせにっ」

藤「時任先輩が邪魔しなければ、ハッピーエンドだったんですよっ!」

時「お前、原作曲げる気かよっ」

久「はいはい、そこまで〜」

修「でもよ、確かにタイトルは”雪の女王”だよな」

龍「物語的に考えると、主役でもヒロインでもねぇべや」

治「とんだ悲劇のヒロインだな」

藤「何を〜ちゃむのくせにぃ」

藤原をジロリと見る治。

藤「ううっ、何でもありましぇん〜」

相「あはは、悲劇のヒロインか、それも藤原にピッタリだな」

藤「どういういみですかぁ!!」

相「まぁ、待てよ、藤原。お前は愛する者を奪われたヒロインってことだぞ」

藤「な、なるほどですね!愛し合う僕と久保田先輩を、悪役の時任先輩が引き裂いた。僕は正真正銘の美しいヒロインってことですね!久保田せんぱ〜いっ!現実ではそうならないように僕を離さないで下さいねっ!」

語尾にハートをつけて久保田に近寄る藤原。そこに時任が割って入る。

時「えーいっ!気色悪い妄想はやめんかっブサイク!お前のどこが美しいヒロインなんだよっ!幼稚園児も盛大にブーイングだっただろーが!」

藤「まだオムツはいてるような子供に僕の魅力が分からないだけですよーっ!先輩こそ一度鏡見たほうがいいんじゃないですかぁ!?」

時「ぬぁんだと〜!?鏡ぐらいな、いっつも見てんだよっ!」

久「そうそう、時任は毎朝見てるよね。じゃあないと、とてもじゃないけど外、出れないし」

時「・・な、なんだよ、久保ちゃん。別に俺はっ・・。いいって言ってんのに、久保ちゃんが毎朝無理やり・・」

久「だって、ちゃんと鏡で確認してやらないと・・、お前恥ずかしくて学校なんて行けないよ?」

時「う・・、だって夜、久保ちゃんがちゃんとしてくんねーから・・」

久「あらら、俺のせいにしちゃうの?だったら今夜はシテって言ってもシテあげないよ?」

時「久保ちゃ・・」

桂「天誅―――っ!!!」

バッシ――――ンッ!

時「痛ってぇ!!何すんだ桂木っ!!」

桂「いくら子供は寝てる時間だからって、公衆の面前で何の話よっ!!」

時「はぁ?」

久「時任の寝ぐせの話でしょ?」

修「・・寝ぐせ?」

久「そうそう。時任は夜ちゃんと髪乾かさないと、次の日ひどい寝ぐせでね。毎朝俺が直してあげてんの」

龍「もしかして・、夜も久保ちゃん先輩が髪を乾かしてあげてるとか?」

久「そ。じゃないと自分じゃ面倒くさがってやらないからね。俺がいつもシテあげてるよ?」

一同「「「「・・・・・」」」」

桂木「・・毎度ながら、紛らわしい・・」

修・龍((び、びっくりした))

治「・・・・桂木さん、もしかして彼らは・・」(小声で)

桂「ストップ!それ以上は私に聞かないで。頭痛くなるから。・・あんたたち3人とも私らの卒業まで一緒なんだから、早く慣れることね。それさえ乗り切れば執行部の仕事なんて軽いものよ」

修・龍「う、ういーす」

治「・・了解しました」

藤「ちょっっとぉぉぉ、いつまでくっついてんですかっ!時任先輩っ!久保田先輩を独り占めしないでくださいぃぃ!!」

時「うるせーよっ、ひっこんでろブサイク!」

藤「またブサイクって言ったぁ!!久保田先輩、こんな人ほっといてこっち来てくださいよ。実はぁ、内緒でビール買って来たんですよ!」

桂「・・へぇ、誰に内緒でかしら?」

藤「ひいぃぃっ!!出たぁ!!」

桂「没収っ!」

久「あらら、残念」

時「久保ちゃん、俺、もー眠くなってきた」

久「それじゃ帰ろっか。んじゃ皆さんお先〜」

時「じゃーな」

藤「そんなぁ久保田せんぱぁいいい!」(涙声)

帰り際

時「・・久保ちゃん、さっきのなんだよ?」

久「うん?だってお前、毎朝鏡見てるじゃない?こう合わせ鏡してさ、俺のアトがないかどーかね」

時「し、知ってたのかよ・・」

久「まーね。じゃないと不安で学校に行けないんでしょ?」

時「お、お前知ってていっつも見えるようなとこに、つけやがって・・///

久「気になるんなら、今夜はちゃんと誰も気付かないようなところにつけてあげるけど?」

そう言って時任の唇に軽いキスをする。

時「なっ、なにすんだよ!誰かに見られたらどーすんだ!」

久「誰もいないって」

そしてばっちり目撃していた新米の3人組。

龍「い、今、久保ちゃん先輩と時やん先輩が・・」

修「あ、ああ。き、きききキス・・」

治「・・・慣れるしかないだろ」

修・龍「「そ、そういう問題か?!」」

  




 やはり一番適応力の強いのは治のようですね。サントラを買ってから、ずっと書きたくてうずうずしてました。新米3人組が入ってますます楽しそうな執行部が大好きです★

 

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