「くぼちゃんのばかっ」
「ときとー。機嫌なおしてー。」
パタパタとねこじゃらしを振る久保田さん。
時任くんはご立腹。
「くぼちゃんのばーか、ばーか、ばーかっ」
真っ黒なミミもしっぽも、すっかり逆立っています。
(うーん。ねこじゃらしでも駄目ってことは、かなり怒ってるなぁ。)
さて、どうしたものか。とポリポリ頭を掻く久保田さん。
「ときとー。今日のご飯は時任の大好きなささみ入りの缶詰にしてあげるからさ、機嫌なおして」
「(ぴくっ)…」
おや、真っ黒なミミが微かに反応しました。
もちろん、久保田さんがそれを見逃すわけがありません。
「やっぱりマグロの缶詰のがいい?」
「(ぴくぴくっ)……っ」
「どうせなら2つ一緒に…「くぼちゃぁっ!」
とうとう我慢ができなくなった時任くんは、久保田さんに飛びつきました。
「(はっ!興奮しておもわず抱きついてしまった!)…と、とくべつに許してやってもいいぞ!!」
必死に笑いを堪える久保田さん。
「く、くぼちゃん?」
「…うん。ありがと」
久保田さんは時任くんの頭をポンポンと撫でると、立ち上がって言います。
「それじゃ、時任くんのご飯買いにいこっか」
「おうっ!」
【おまけ】
「時任、眠いならベッドいきな」
「ねむ、くない〜…」
こしこしと目をこする時任くん。
仕方ないなぁ。と時任くんを抱っこしようとする久保田さん。

「……。」
「…くぼちゃ?」
ここで手出したら、犯罪だよねぇ。
「くぼちゃー、やっぱオレサマねむいー…」
ゆらゆらと揺れる真っ黒なしっぽ。
「ん。ベッドいこっか」
ほんと、エラいわ俺。
おわり。