時任の首筋に顔を埋め、舌先でなぞり、強く吸う。

時任は、まだ整わない息を荒く吐きながら、俺の行動ひとつひとつにビクビクと体を震わせていた。

怖いんだね。

それもそうだろう。たぶん、何をされてるのか、これから何をされるのか、お前は分かってないのだろう。

白い首筋に赤い跡をつけながら、右手を時任のズボンへと滑らせた。

柔らかい生地は時任自身の温もりと形を十分に感じれる。

「ここ・・大きくなってるね」

そうわざと意地悪く耳元で囁くと、時任は息を呑んだ。

少し固くなっていたそこを摩るように愛撫すると、時任の体が大きく跳ねる。

「や、やめっ・・！」

逃げようと体を浮かした隙に、一気に下着ごとずり下ろし、そこを右手で包み込み扱いた。

「っっ！」

見る見るうちにそこは硬く質量を増し、先端からはぬるりと液が溢れた。

ここは正直だね。その反応に一番驚いてるのは時任なんだろう。

俺の行為に、ただただ目を張っていた時任だったが、拘束していた腕を放し、その硬い高ぶりをぺろりと舐めると、大きく声をあげた。

「くぼちゃっっ！！」

その瞳は信じられないといったように大きく揺れ、俺の頭を離そうともがく。

けれど根本まで咥えこみ、ねっとりと舌を絡めながら強く上下すると、その抵抗も意味をなさなかった。

「ああっっ！！」

ぴちゃぴちゃと音を立てながら舐め上げ、先端を強く吸い上げると時任の体が反り返る。

引き離そうと、俺の肩にあった時任の手は、逆にぎゅっと引き寄せる様に力がこもっていた。

――ごめんね。

こうやって物理的な刺激を与えれば、お前が逃げられないってこと、分かってやってる。

左手で根本を握りこみ、刺激すぎない程度にソコをしゃぶりながら、濡らした右手の中指を後ろへと滑らせた。

そうして見つけた秘穴を指先でゆるゆると撫でながら、ツプリとねじ込む。

「ひあっ――！？」

小さな時任の悲鳴を聞きながら、それでも一気に根本まで突き刺した。

時任は不快感からか眉をしかめるが、同時に強く前に舌を絡めると、快感とも嗚咽とも聞き取れぬ声を漏らしていた。

指を締め付ける、そのあまりの狭さに苦笑する。

こんなんで入るかな？

冷静に考えている自分に驚くが、自分の下半身が硬い反応を見せているのは確かだった。

中で大きく円を描くように広げながらかき交ぜ、少し緩まるのを確認して、もう1本指を増やしてねじ入れる。

痛みが走ったのか、苦しそうな喘ぎ声が漏れるが、前立腺に指が届くと、それも快感のものへと変わっていった。何より俺の舌で感じる時任のソレがはちきれんばかりに固く反りあがった。

「やっ・・、ああっ！！」

髪を振り乱して悶える時任は、とてつもなく、色っぽくて・・、綺麗で・・。

俺の下半身もそれに反応していく。

ねえ時任。なんて顔してるの？それじゃあ、嫌がってるなんてとても思えないよ？

口端から飲み切れない蜜を流し、赤い舌がちろちろと覗いて男を誘う。

目尻に溜まった涙が溢れ、頬を濡らし、その瞳は恍惚の色に染まっていた。

お前の泣き顔にさえ欲情してるなんてね・・・。

ごめんね、時任。

もう、我慢できそうにない―・・