3. 逃がさない、逃げられない

 


「時任、辛いだろうけど、まだイカないで・・」

俺がそう言って指を抜き、時任自身から離れると、時任は、意味が分からないのか潤んだ瞳で俺を見つめた。頬も、はだけた胸元も紅潮させ、肌にはうっすらと汗を滲ませている。

いつもとは全く違うその艶めかしさに煽られて、俺のソコももう限界だった。

先にイカせてあげたいところだけど、今のまま事に及んだ方が、受け入れる方も楽だろうから。

いくら無理やり奪ったからって、痛いだけのSEXなんてさせたくない。

俺の自分勝手な想いなんて、お前は知る由もないだろうけど。

着ているものをすべて脱ぎ捨てると、時任の体に覆いかぶさった。

唇に、首筋に、胸の突起にしゃぶり付き、たくさんのキスを降らせると、時任はもう抵抗する術もないようだった。

必死に身をよじり、快感に耐える顔が愛しくてたまらない。

時任の足を肩に抱え上げ、自分の昂りを時任の後ろへと宛がう。

先端が触れ、時任の体がビクリと震えた。

何をするか、わかったんだろう。それでも時任は何も言わずに、すがるような瞳で俺を見つめる。

ごめんね、だからって止めてあげれそうにない。

今日何度目からの謝罪を口にしながら、せめて気持ちよくなってほしいと、

緊張を解くように、胸のぷっくりと立った突起をつねり、肌に舌を這わせた。

「ふ・・、ああっ・・」

小さな喘ぎ声が耳をくすぐる。

その声、その表情、少し高い体温と、お前の匂い―――。

すべてが俺を誘うように、そこに在った。

そして、たまらず、いきり立った硬い先端をぐっと押しこむ。

濡らしたおかげか、狭い入口に先端がヌプリと入り込んだ。

「うっあっ―!!」

時任の悲鳴がその白い喉を震わせた。

その細い体に男の物を受け入れるのは、かなりの苦痛を伴うのだろう。

分かっていたのに、俺は、止められない。

「ときとうっ・・、逃げないでっ・・」

あまりの痛みからか、時任は眉を寄せて、背を反り、自然に上へと逃げる。

俺はその腰を逃がさないようにしっかりと掴み、腰を進めた。

「ひっああ――っ!!!」

傷つけないように、それでもお前を追い求めるように、お前の全てを奪うように―。

お前をちょうだい。全てを俺に。

もう逃がさない、逃げられない

お願いだから、逃げないで。

お前をすべて俺のものにできるのなら、俺もこの罪から逃げはしない。

お前が俺を汚く罵っても、恨んでも・・・。

全てを―。

お前の全てを、俺は受け止めるから―――・・。

 

 


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