4. 震える唇に噛みつく口づけ

 


ドクンドクン・・

俺の鼓動が、繋がった部分からお前へと伝わる。

俺は時任の熱いナカに根本まで入れたまま、じっと動かずにいた。

びっちりと俺のモノを埋めたそこは、苦しいほどキツく俺を締め付けている。

その形を、時任を、味わうかのようにじっと、細い体を抱きしめていた。

いつの間にか雷は止み、代わりに互いの荒い息が静寂に響いていた。

今、俺達は一番近くにいる。誰よりも、何よりも。

時任は荒く息を繰り返しながら、俺の体にすがるように抱きついていた。

身体にはかなりの苦痛があるのだろう。その痛みから逃げるように、俺に助けを求めるようにすり寄り、背中に爪を立てていた。

お前をこんなに苦しめているのは、俺なのに・・。

せめて、少しでも気持ちよく、俺を感じてくれたら・・。

俺はしばらく時任がなじむまで動きを止めていたが、やがてくすぐるように腰を使って動き始める。

痛みで緩くなっていた時任自身に手を伸ばし、優しく上下しながら、腰を動かすと、明らかに痛みだけでない喘ぎ声が漏れ始めた。

「ああっ・・、んあっ・、んんっ・・」

感じたことのない強すぎる刺激に、なんとかのまれないように、耐えながら・・。

その悩めかしい姿に俺の口元も緩んだ。

時任の中を探るように動かし、一番感じる辺りを強く揺らすと、時任自身も硬さを取り戻し、腹につく程に反り返った。

「・・時任、感じてるの?」

ひときわ大きく突き上げるとその体がガクガクと震える。

「やああっっ!!」      

大きく声をあげ、あられもなく喘ぎ乱れる姿、その痴態に魅せられ俺も我慢の限界だった。

大きく引き抜き、一気に根本が当たるまで深く埋め、何度も何度も激しく突き上げた。

時任の痛みにしかめた表情も、先走りの液とともに、快感に悶える顔へと変わっていく。

「ああ――っ!!」

喉を裂くような声を塞ぐように、震える唇に、噛みつくように口づけを与える。

出口を失った熱が時任の体中を駆け巡っているかのように、びくびくと震えていた。

時任の痛みも苦しみも、その快感さえも奪うかのように唇を合わせながら。

 


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