隣を見るとお前がいる。
それが当たり前だった毎日。
同じクラスで、同じマンションで、俺より少し低い頭をいつも目で追って。
気づけば俺の癖は、おまえの姿を目で追うことだったりして。
あの日から変わらない習慣。
俺は今でも、おまえの姿を探してる。
・・高校生活?・・楽しかったねぇ。
・・実感こもってないって言われてもねぇ。
だいぶ昔のことだし。
確かきっかけは時任がやりたいって言い出したんじゃなかったっけ?
あのときの3年生がね、やけに時任を見てるから、ちょっと牽制かけてあげようと思ったら、
なんでか腕章を預けられちゃって・・。
たぶん、次の候補がいなかったから、適当に俺に渡しちゃったんだろうね。
まぁそんなもんでしょ。俺らの時もそうだったし。
その3年の男が卒業するまで、ちょこちょこ時任の様子見に来てたのが、腹が立ったなぁ・・
あれ、結局なんで執行部に入ったんだっけ?
まぁ、いいけど。
俺はいつでも時任が隣にいれば、それだけでよかったから。